概要
鈴鹿山脈北部、霊仙山山塊の石灰岩地帯に位置し、約55万年(新生代第四紀更新世中期)より以前に形成されたとされている。 近畿地方随一の規模を誇り、総延長は全国第4位の約6,800mである。 しかし、未測量部分が残っており、総延長距離は今後更新される余地がある。 総面積も1,544m²と広い。 入り口は高さ1mと小さいものの、内部は4層に分かれていて広大である。 第1層は1,190m²、第2層215m²、第3層33m²、第4層116m²で、そのうち第1層と第2層の一部が一般公開されている。 入り口から約200mほどの公開範囲の奥は入り組んでいるため、許可を得た者しか立ち入れない。 なお、一般公開されている部分には鍾乳石などの鍾乳洞特有の地形は乏しい。 洞内温度は一年を通して12℃から13℃であるため、夏は涼しく冬暖かい。 1922年(大正11年)に観光用の電灯や梯子(はしご)が設置された。 なお、洞内に犬を4匹放すと1匹は死に、残りは三重県側に出てきたとの言い伝えも残っている。
風穴内の生物
河内風穴内には、キクガシラコウモリ、ユビナガコウモリ、テングコウモリ、モモジロコウモリなど翼手目の哺乳類が生息している。 また、洞窟内部を流れる清水には、コバヤシミジンツボ、ホラアナゴマオカチグサといった珍しい巻き貝の仲間も生息している。